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工房日記(日々徒然)

日常茶飯。亀更新になりますがよろしくお願いします。
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正直どうよ?と思った話

 御無沙汰してて申し訳ないにょん。
 しばらく『裏』の更新にいそしんでました。つってもまだ完結してないんだけど。あと、破れて使い物にならなかった網戸を修理してもらったので蚊の襲来を気にせず大っぴらに窓開けられる~とか、ネット通販なのに10日もかかってやっと靴がやってきたもんで、今週の長雨(予想)に何とか間に合ってよかったね、とか、めぼしい話題としてはそんなもん。ああ地味だ(苦笑)

 某所の募集で、昔から恋愛小説を書きたいと思っていたが文才がないので、原案を出すから書いてくれる人募集みたいなカキコがありましての。
 ・・20年以上物書きが趣味な(一応プロ志望で最近投稿もしたが)身としては、正直どうよ?と思うわけで。

 まず、不特定多数に向けてお願いをしてるのに、原案の例題を1つ挙げただけでその他の具体的な条件を書いていない。
 だって、案だけ出すから書くのはそっちがやってって言う時点で既にかなり虫のいい話でしょ?その上自分の大まかな希望というか嗜好も書かないのはちょっと片手間すぎやしませんかね?せめて、二次創作でもいいのか、いいならどのジャンルがいいか(あるいは駄目か)、男女カップル限定か男同士でもいいかくらいはあらかじめ書いておくのが親切だと思う。

 私も以前共同で(二次創作の同人誌だけど)1冊本を作る話があって・・向こうは原案を出して私にそれに沿って話を書いてもらうつもりで、でも私の方は単に挿し絵描きや原稿の編集をしてもらえるって話なんだと思っていて、それで後々相当揉めた事があって・・だから経験上、まともに作品1本仕上げた事がないっぽい人が(募集の文面読んだ限りではそんな感じ)気心が知れてる(つもりの)人とでもぶつかるというか何かと面倒臭い事になる事をはたして最後までやり通せるのかいなーと思うんだけど。そんなんやったら人を巻き込むよか自分1人で四苦八苦した方がよっぽど楽やし達成感も違うしさ。

 作品ってね、自己主張だし自己表現なんですよ。プロアマ問わず、真剣にやってる、片手間でやってない人であればあるほど、原案っていうか作品作りの動機の大切な部分を他人に委ねたりはしない(したくない)ものだろうし、そこを人と共同でとなると、それぞれ別の人格と好みがある以上多少の衝突は起こるんじゃないかと思うんだわ。
 小説書きって孤独な作業なんでな。仕事ならともかく趣味だし、別にやめたきゃいつでもやめられるじゃん。実際一旦文章に詰まるとかなりストレス溜まるし、今まですらすら楽に書けた事なんて一度もないし。それでも続けてるのは、自分に文才があると思っているからじゃなくて、他の物事もやってみたが物を書くのが一番手応えがあったから、しんどいことはしんどいがやればやっただけのことはあったから。そもそも本当に書くのが好きなら才能があるかないか考えるより先に既に書いてしまってるものだと思うし。

 休止時期も入れると20年以上物書いてるけど、私は自分に文才があるとは思ってないし(文才がついたとも思っていないし)単に、何だかんだ言っても結局好きだったから今まで続けてきてるってだけの事で。まあ、続けてきた事でちょっとは洗練されてはきたかもしれないとは思うけどさ・・・だから、『文才がない』という言葉には違和感を感じるわけで。
 なまじ『自分には文才がある』と満足(充足)しちゃったら私はむしろ自分はそれでおしまいな気がしてならない。
 結局の所、『自分には文才がない』と見切りをつけるのも、逆に『自分には文才がある(文才がついた)』と充足しちゃうのも、いつでも自分で決心つけられちゃう事じゃない?いつでも諦めていい事であり、同時に別にいつまでも諦めなくたっていい事でもある。
 もし才能ってものがあるとしたら・・・弱音や愚痴を吐くのはともかく、自分に見切りをつけず、さりとて充足もしてしまわずっていう状態(テンション)を維持し続けられる事、それが『才能』なんじゃないかという気がするんだよなあ。
 まあ、これは文章書きに限らず、どの技芸事でもそうだと思うけどな。
 生きる事は半ば諦めてるが、物を書く事は、まだ諦めてないというかまだやれると思ってるもんでな俺。
 以前何度か書いたが、俺の好きなB'zの歌の歌詞に、『いいかいこれは繰り返しじゃない だから臆病にはなるな 人は過去に学び前に進む筈だ 自分に言い聞かせてまた転がろう きっとまだ楽しめる』というのがあるが、物を書く事に対してはまだ俺はそんな感じ。
 そうでなくなった時がくたばる時なんだろうな、きっと。
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