工房日記(日々徒然)
日常茶飯。亀更新になりますがよろしくお願いします。
[PR]
×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
アイスダンスフリー感想
せっかく午前中から録画しておいたのにNHKが第4グループの中継丸々カットという暴挙に出てくださりやがったショックが抜けてないので・・mixiのアイスダンストピでその事実を知り、慌てて午後4時10分からのBS1のセレクションを見たけどそこでもイギリスのカーさんとことイスラエルのザレツキーさんとことロシアのホフロワさんとこは見れたけどフランスの2組カットだよー!ちょっとデロベルさんとこのフリーどうやって見ればいいの??
あまりにショックというか、今まで民放はともかくNHKだけはアイスダンスにも優しいと思ってたのにこの仕打ち・・五輪ですよ?4年に1回ですよ?これっきり見れないペアもいるんだよ?(涙)・・そんなわけですみません、箇条書きで感想書けません。全体的な感想を述べますね。
あまりにショックというか、今まで民放はともかくNHKだけはアイスダンスにも優しいと思ってたのにこの仕打ち・・五輪ですよ?4年に1回ですよ?これっきり見れないペアもいるんだよ?(涙)・・そんなわけですみません、箇条書きで感想書けません。全体的な感想を述べますね。
んー・・ペアや男子の時は(プル様は抗議してますが)それほど明確に北米偏重欧州冷遇な採点は見られなかったと私は思ってるけど・・少なくとも順位に納得はしてるけど・・今回はちょっとねー。というか単純に北米か欧州かというよりもアイスダンスのスタイルの問題も含まれてるけど。
アイスダンスも年々ペアのごとくアクロバティック化はしてはいるんだけどね・・リフトで静止してる時のポーズとかバランスの取り方とか、女性を降ろすまでの位置替えとか降ろし方とか。あとはステップやツイズルの時のスピードね。にしても・・来期からアイスダンスの規定が変わってコンパルソリーダンスがなくなるかもしれない影響が今回の成績に出てるのかなーって。
今、アイスダンスの演目は3つあるんですね。簡単に言うと決まったリズムとテンポで決められたステップを踏むのがコンパルソリー、使うリズム (音楽)がある程度決まってる(中から選ぶ)のがオリジナルダンス、で、全くの自由なのがフリーダンス。で、それぞれ必ず入れなければならない要素があります。リフトが入るのはオリジナルダンスからでコンパルソリーはステップとツイズルとスピンのみ、だったと思ったけど、ソルトレイク五輪以降ルール変更があって、言葉悪いけど見せ物ショー化しちゃったとこがあるんですよね。
従来アイスダンスはシングルやペアからの転向組が多くて、すなわちスピードや力技よりもダンス(ステップ)そのものの技術やエッジワークが勝負だったんですね。なので選手も比較的長く競技を続ける事が出来たのですが。
こないだ私はフィギュアで一番華があって面白いのはアイスダンスだと言いましたが、残念ながらそれはソルトレイク前の、と訂正させて頂きます。
私は(伊藤みどりさんや八木沼純子さんや佐藤有香さんが現役だった頃も一応リアルで見てるけど)サラエボだったか長野だったかな?アイスダンスのトービル&ディーン組の『ボレロ』(ちなみにニコ動にもMADがある)を見て感動して本格的にフィギュアのファンになったので、今までアイスダンスが一番好きだったんだけど、今期以降アイスダンスも様変わりしてしまいそうで何か切ないです。
というのも、ソルトレイク以降は、シングルと同じようにアイスダンスでも技の1つ1つに細かい得点の基準が定められるようになり(以前は技術点と演技構成点は分かれてなかった)、1つ1つの技の正確性や早さや見映え(出来映え)や難しさが重要視されるようになったからで、結果シングルスケーターを経ずにいきなりジュニアからアイスダンスをやる人も増えたんだけど・・そういう、新採点方式になってからスケート始めたような、より難度の高い目まぐるしい位置替えのあるリフトを多用する事が要求されるようになった競技に対応した、比較的若い世代が今回金と銀を穫りました。で、彼等は、来期のアイスダンスの演目から(ステップワークを重視する)コンパルソリーダンスを廃止しようとしてる一派(のお弟子さん)なわけですね。彼等は北米出身なんで一見北米優遇欧州冷遇のように見えますけど、正確には来期からコンパルソリーを無くして更にスポーツ的というかアクロバティック的な方面にアイスダンスを持っていこうとする面々と、そうでない一派との対決だったわけです。で、まあ今回、今後どっちの方面に行くのかというのがある程度定まったかな、と。
今回の出場メンバーも、トリノから続けて代表入りしたペアは少なかったんだよね。怪我とか不祥事とかで。
おかげで私がトリノまで見てたアイスダンスとは全然感じが違ってました。特にフリーは。高い得点を得る為とはいえ私から見ると奇抜な感じのリフトばかりが目立ってて全然ダンスを踊ってる感じではなかったといいますか・・リフトの他に訴えかけてくるものがないっていうのか・・絶妙なバランスでのポーズやホールドにびっくりはするけどそれ以上深いものが感じられないっていうか。webでペアとアイスダンスとどう違うの?なんて質問を見かけた時には本当に悲しくなりましたわ。確かにね、今のアイスダンスはペアからスロージャンプやコンビネーションジャンプを抜いただけの廉価版、と取られても仕方がない部分はあるけど。
アイスダンスってこんなものだったっけ??
何でもかんでも古い伝統を守れとは言わないけど・・今回金を獲ったカナダのお2人のフリーは・・確かにものすごいスピードの中で次々技を繰り広げてて、技術的に凄く難しい事をやってるのは分かるんだけど、でも悪いけどオリジナルダンスの時のように感動はしなかった。あまりに目まぐるしすぎて感動する暇もなかった。アイスダンスってこんなせわしない組み体操みたいなものだったっけ??
私が最終グループで一番感動したのはイタリアのファイエラさんとこでした。俺的イチオシだったベルビンさんとこも決して悪い出来ではなかったと思うんだけど(ちなみに北米組ですがベルビンさんとこは若い2組とはスタイルは違います)滑走順がなあ・・オリジナルもフリーもカナダのお2人のすぐ後って何て皮肉なんだろ。おかげで点数が伸びなかった気が少なからずするんだけど。本当はフランスのデロベルさんとこのフリーを見て溜飲を下げたかったのにBSでも放送されてないっぽいし(涙)
アイスダンスは女性の方に目が行きがちですが鍵を握ってるのは男性の方なんですよ。リフトやコンビネーションスピンで女性を支える(リードする)のは男性だから。今のようにただでさえスピードを要求されたり微妙なバランスでの静止や激しい位置替えを求められるリフトを多用する演目が増えると、どうしても男性の膝や腰に負担がかかるんです。リフトをやるには出来るだけ女性が小柄な方がいいんだけど、そうすると今度は体格差があるんでステップ中足を女性と同じ高さや角度にシンクロさせようとするとより深く(低い位置まで)膝を曲げなくてはならないのでやっぱり膝への負担は増す。結果として選手の寿命が縮まるんだよね・・日本のクリスくんも確かまだ20の筈だが既に何度も膝を痛めてる。
そうでなくても、今のようなせわしない感じのダンスはある程度年齢がいけば踊れなくなるし・・競技会で高い得点を得る為にそんな演目しかなくなるとしたら正直俺はもうアイスダンスは見ないかもしれんよ。
まあ次の五輪はソチですから、伝統のロシアなんである程度揺り戻しもありそうですが・・コンパルソリー面白いのになー。
とにかくどこかでデロベルさんとこのフリーの演技見られないかなーというのが目下の所の私の願いです。
アイスダンスも年々ペアのごとくアクロバティック化はしてはいるんだけどね・・リフトで静止してる時のポーズとかバランスの取り方とか、女性を降ろすまでの位置替えとか降ろし方とか。あとはステップやツイズルの時のスピードね。にしても・・来期からアイスダンスの規定が変わってコンパルソリーダンスがなくなるかもしれない影響が今回の成績に出てるのかなーって。
今、アイスダンスの演目は3つあるんですね。簡単に言うと決まったリズムとテンポで決められたステップを踏むのがコンパルソリー、使うリズム (音楽)がある程度決まってる(中から選ぶ)のがオリジナルダンス、で、全くの自由なのがフリーダンス。で、それぞれ必ず入れなければならない要素があります。リフトが入るのはオリジナルダンスからでコンパルソリーはステップとツイズルとスピンのみ、だったと思ったけど、ソルトレイク五輪以降ルール変更があって、言葉悪いけど見せ物ショー化しちゃったとこがあるんですよね。
従来アイスダンスはシングルやペアからの転向組が多くて、すなわちスピードや力技よりもダンス(ステップ)そのものの技術やエッジワークが勝負だったんですね。なので選手も比較的長く競技を続ける事が出来たのですが。
こないだ私はフィギュアで一番華があって面白いのはアイスダンスだと言いましたが、残念ながらそれはソルトレイク前の、と訂正させて頂きます。
私は(伊藤みどりさんや八木沼純子さんや佐藤有香さんが現役だった頃も一応リアルで見てるけど)サラエボだったか長野だったかな?アイスダンスのトービル&ディーン組の『ボレロ』(ちなみにニコ動にもMADがある)を見て感動して本格的にフィギュアのファンになったので、今までアイスダンスが一番好きだったんだけど、今期以降アイスダンスも様変わりしてしまいそうで何か切ないです。
というのも、ソルトレイク以降は、シングルと同じようにアイスダンスでも技の1つ1つに細かい得点の基準が定められるようになり(以前は技術点と演技構成点は分かれてなかった)、1つ1つの技の正確性や早さや見映え(出来映え)や難しさが重要視されるようになったからで、結果シングルスケーターを経ずにいきなりジュニアからアイスダンスをやる人も増えたんだけど・・そういう、新採点方式になってからスケート始めたような、より難度の高い目まぐるしい位置替えのあるリフトを多用する事が要求されるようになった競技に対応した、比較的若い世代が今回金と銀を穫りました。で、彼等は、来期のアイスダンスの演目から(ステップワークを重視する)コンパルソリーダンスを廃止しようとしてる一派(のお弟子さん)なわけですね。彼等は北米出身なんで一見北米優遇欧州冷遇のように見えますけど、正確には来期からコンパルソリーを無くして更にスポーツ的というかアクロバティック的な方面にアイスダンスを持っていこうとする面々と、そうでない一派との対決だったわけです。で、まあ今回、今後どっちの方面に行くのかというのがある程度定まったかな、と。
今回の出場メンバーも、トリノから続けて代表入りしたペアは少なかったんだよね。怪我とか不祥事とかで。
おかげで私がトリノまで見てたアイスダンスとは全然感じが違ってました。特にフリーは。高い得点を得る為とはいえ私から見ると奇抜な感じのリフトばかりが目立ってて全然ダンスを踊ってる感じではなかったといいますか・・リフトの他に訴えかけてくるものがないっていうのか・・絶妙なバランスでのポーズやホールドにびっくりはするけどそれ以上深いものが感じられないっていうか。webでペアとアイスダンスとどう違うの?なんて質問を見かけた時には本当に悲しくなりましたわ。確かにね、今のアイスダンスはペアからスロージャンプやコンビネーションジャンプを抜いただけの廉価版、と取られても仕方がない部分はあるけど。
アイスダンスってこんなものだったっけ??
何でもかんでも古い伝統を守れとは言わないけど・・今回金を獲ったカナダのお2人のフリーは・・確かにものすごいスピードの中で次々技を繰り広げてて、技術的に凄く難しい事をやってるのは分かるんだけど、でも悪いけどオリジナルダンスの時のように感動はしなかった。あまりに目まぐるしすぎて感動する暇もなかった。アイスダンスってこんなせわしない組み体操みたいなものだったっけ??
私が最終グループで一番感動したのはイタリアのファイエラさんとこでした。俺的イチオシだったベルビンさんとこも決して悪い出来ではなかったと思うんだけど(ちなみに北米組ですがベルビンさんとこは若い2組とはスタイルは違います)滑走順がなあ・・オリジナルもフリーもカナダのお2人のすぐ後って何て皮肉なんだろ。おかげで点数が伸びなかった気が少なからずするんだけど。本当はフランスのデロベルさんとこのフリーを見て溜飲を下げたかったのにBSでも放送されてないっぽいし(涙)
アイスダンスは女性の方に目が行きがちですが鍵を握ってるのは男性の方なんですよ。リフトやコンビネーションスピンで女性を支える(リードする)のは男性だから。今のようにただでさえスピードを要求されたり微妙なバランスでの静止や激しい位置替えを求められるリフトを多用する演目が増えると、どうしても男性の膝や腰に負担がかかるんです。リフトをやるには出来るだけ女性が小柄な方がいいんだけど、そうすると今度は体格差があるんでステップ中足を女性と同じ高さや角度にシンクロさせようとするとより深く(低い位置まで)膝を曲げなくてはならないのでやっぱり膝への負担は増す。結果として選手の寿命が縮まるんだよね・・日本のクリスくんも確かまだ20の筈だが既に何度も膝を痛めてる。
そうでなくても、今のようなせわしない感じのダンスはある程度年齢がいけば踊れなくなるし・・競技会で高い得点を得る為にそんな演目しかなくなるとしたら正直俺はもうアイスダンスは見ないかもしれんよ。
まあ次の五輪はソチですから、伝統のロシアなんである程度揺り戻しもありそうですが・・コンパルソリー面白いのになー。
とにかくどこかでデロベルさんとこのフリーの演技見られないかなーというのが目下の所の私の願いです。
PR